総社市の発展は “つながる道” から始まる

防災と未来をつなぐ総社環状線

総社の現場で何が起きているのか、そしてこのまちにこれから何が必要なのか。私は、日々その声と向き合いながら活動しています。

災害から命を守るための備え、誰もが暮らしやすい交通のしくみ、そして未来を担う世代が “戻って来たくなるまち” ――。
それらを形にしていくために、私は現場に足を運び、声を聞き、必要な対話と働きかけを重ねてきました。

このページでは、現在私が重点的に取り組んでいる地域課題として
「総社環状線」と「南北をつなぐ道路整備」について、考えと方向性をまとめています。

まだ解決には時間を要する課題も多くありますが、一つひとつ、着実に、現実的に、前に進めてまいります。

1.総社環状線の実現を急げ

「暮らしやすく、災害に強いまち」への第一歩は“つながる道”をつくること

背景

現在、総社市街地(約1.3万人)および刑部三須線周辺地域(約1.1万人)では、慢性的な渋滞や道路の不整備により、日常的に移動の困難さを抱えています。
さらに、総社大橋から湛井までの高梁川沿い約2.6kmの区間では、堤防整備が行われておらず、災害時の重大リスクが指摘されています。この区間は道幅が狭く、車両通行も困難。雨が降るたびに観測所の警戒レベルを確認しながら、不安な夜を過ごす家庭も少なくありません。
この状況を抜け出すカギが「総社環状線」の実現です。

重点課題1 国道180号バイパスが未開通のため、環状線としての機能を果たせていない

  • 交通の流れがボトルネック化し、市街地に負荷が集中
  • 市街地中心へのアクセス集中による生活利便性の低下

重点課題2 高梁川沿い(総社大橋~湛井)の約2.6km区間において、堤防の整備が未着手

総社大橋から湛井までの約2.6km区間のうち、約2.4kmは国の整備計画に位置づけられ、堤防整備に向けて前進しました。しかし残りの約200mは、川から距離があることを理由に計画の対象外となっています。この区間は道幅が狭く、日常的に渋滞が発生しており、災害時の避難にも支障をきたす恐れがあります。

  • 道幅が狭く、避難も困難な状態
  • 市堤防が決壊すれば、総社市全体に甚大な被害の恐れ
  • 高齢化と人口増加により避難困難者が増加


対策・要望

この深刻な状況を受けて、2026年7月13日、国土交通省を訪問し、国道180号バイパスの早期開通を直接要望しました。
今後は、総社市と国が一体となり、現場の声を反映した整備が強く求められます。

2.総社市街地における南北アクセスの課題

180号線が「壁」になっているという現実

現状と課題

総社市では、国道180号線やJR吉備線、商店街筋、市役所筋、180号バイパスといった東西方向の交通インフラは比較的整備が進んでおり、移動もしやすい状況です。
一方で、南北を結ぶ道路が少なく、特に市街地北部から中心部へのアクセスが大きな課題となっています。
国道180号線が「壁」のような存在となり、北側住民が市役所や病院など、南側に集中する生活インフラへアクセスしにくい状況が続いています。

人口と施設配置
  • 総社市街地の人口:約13,000人(市全体の約20%)
  • 北側地域(泉・小寺・福井・刑部・総社):総社市街地の約12%
  • 主要施設(市役所・病院・銀行・図書館・郵便局など)は180号線より南側に集中
生活への影響
  • 北側住民にとって、通院・行政手続き・買い物などへのアクセスが困難
  • 通勤・通学時間帯には180号線へ出る道に渋滞が頻発し、さらに移動を妨げている
  • 生活インフラへのアクセス格差により、地域間での利便性の差が拡大

重点課題1 東総社の踏切

令和8年3月に開通予定とされているが、現状は“危険な踏切”につながるだけのどん詰まり状態。
この踏切は道幅が車1台分ほどと非常に狭く、踏切を越えてすぐに国道180号に接続するため、事故のリスクも高い構造になっています。
東総社駅前泉本線は国道180号に直接接続して初めて、機能する道路です。180号に未接続のままでは利便性も安全性も十分とは言えません。

重点課題2 刑部三須線

昭和62年(1987年)8月30日に都市計画決定されたにもかかわらず、整備が進まず、長年にわたって地域の課題となってきました。
昨年、ようやく東総社中原線までの区間が開通しましたが、全長約1.2kmのうち、残り約770mがいまだ未整備のまま放置されています。
この路線が完成すれば、北部地域と南部市街地を結ぶ重要な南北軸として機能します。早期の全線開通が待たれます。

まとめ

総社市がUターンや移住の促進を掲げるのであれば、まず「戻って来られる道」を整える必要があります。
現在のインフラでは、利便性の低さから“帰りたくても帰れない”のが現実です。

180号バイパスの早期開通、高梁川堤防の道路整備と、南北を貫く交通ネットワーク “総社環状線” の実現こそが、災害から命を守り、誰もが安心して暮らせるまち、そして次の世代が「帰って来たい」と思える総社をつくるための第一歩です。