福井市:LRT・相互乗入関連事業
えちぜん鉄道鷲塚針原駅と福井鉄道越前武生駅間が相互乗り入れし、相互直通運転による交通結節、高頻度運行による利便性向上、利用者の増加を図っている。
乗り入れ区間の沿線には、多くの住宅、学校、病院、公共施設、大手企業が立地しているため、乗車数の拡大に繋がった。乗り継ぎが解消できたことから、通学・通院利用者の利便性が向上し、さらには福井市北部から中心部への通勤ニーズの掘り起こしにも成功している。
相互乗り入れだけではなく、新駅の整備や、低床車両の導入、無料パーク&ライドの導入、高床ホームと低床ホームの両方を使用、車両の乗降車口にステップを付けて乗降車しやすくするなど、随所に様々な工夫が施されていた。
所感
JR桃太郎線のLRT化を考えたとき、考察すべきと感じたことを挙げる。
- 特急便の必要性
駅が増えることにより乗車時間が長くなるため。 - 線路の変更
旧商店街通りなど、総社市民がより使い易い場所に駅を設けるため。 - 現行の線路を使用する場合は無料パーク&ライドの導入
車で行き易くなれば利用者増加に繋がる。 - 現行の高床ホームも活用する
高床ホームを残すことで現行車両を使用することができるので、経費削減に繋がる。
敦賀市:「知・徳・体」充実プラン
敦賀市では、幼稚園・保育園・小学校・中学校が連携し一貫教育を行っており、
知:勉強して考える力
徳:内面を豊かにする力
体:たくましく生きる力
をテーマにカリキュラムを作成している。
特に、道徳教育では地元の偉人を教材にすることで、郷土愛の醸成にも繋がっており、総社市でも取り入れるべきだと感じた。
小・中学校が連携していることから、小・中学校の内容で被っている部分は削除しシンプルのすることで先生の負担を軽減したり、「中1ギャップ」を無くすために小学校同士で合同授業や交流を行ったり、子ども達ひとりひとりが達成感を味わえるよう、それぞれのレベルに合わせたドリルを作成したりするなど、様々な工夫が見られた。
また、全国共通学力テストの結果を毎年分析し、弱い部分を洗いだし、翌年のカリキュラムに反映させるなど、子ども達のことを第一に考えた学力向上のための仕組みがしっかりと構築されており、とても参考になった。