【セミナー名】危機管理・政策形成・まちづくりセミナー
【日 時】2017年1月23日(月)10:00~17:00
【会 場】アセットビジネスセンター池袋駅前別館804号室
地方創生の為の地方版総合戦略として、順番を間違え、最初に企業誘致から取り組む自治体がある。一番大事なのは地元の主産業、基幹産業だ。地元の主産業が地域内のどこと取引し、外と取引しているのであれば、地元ない取引にできないか徹底的にお手伝いしていく。まずは地元の主産業に情報をしっかり伝えていくことが必要だ。2番目にそれに関連する業を起こす。人材養成をしながらパートナーとブレーンをつけて起業のお手伝いをしていく。その上で、3番目の企業誘致なり、必要な人財に来てもらうための展開をしていく。これが正しい地方版総合戦略だ。たとえば、企業誘致の際にしばしば自治体は企業に対して固定資産税の免税を行うが、地元企業は対象外になっている。しかし、地元で正社員を雇って、従業員と家族をしっかり守ってくれている地元企業こそが大事である。そこを重点的にヒアリングして産業の活性化を考えるべきであり、企業誘致はあくまで3番目だ。3番目から始めると地元の企業はガタガタになってしまう。まちの企業や農業、商店街、中心街がそれぞれバラバラに動くのではなく、同じまちで一緒につなぐことはできないのか考えることが、地域版総合戦略には必要であるのだ。