~なぜ 総社市の道路整備は遅れているのか?~

 

最近市民の方から「どうしてこんなに市内の道路は渋滞するのか?」「道路に穴があいているのになかなか直してくれない」「道路がデコボコで走りにくい」などのお声をよく聞きます。

そこで総社市の道路行政を予算・決算の観点から考察します。

まず総社市では平成30年度から3年間「地域力予算」として地域の道路整備を重点的に行うための予算を配分していました。平成30年度は豪雨災害のため執行率が低かったですが,3年間をトータルしてみると 執行率97%で予算執行上の効果は十分にあったと考ます。では、なぜ道路整備が進んでいる実感が持てないのでしょうか?予算自体が少ないのではないかと考え、この予算額を縦軸(過去の総社市)と横軸(同じ規模の自治体)と比較してみます。

このグラフは、総社市の平成13年度以降の「土木費の決算額」と「決算総額に対する土木費の割合」です。
 

 
平成14年度をピークに年々減っています。平成14年度ごろは岡山国体開催を前にして東総社中原線整備などを行ったのだと考えます。平成25年度ごろに一時増えているのは新総社大橋の整備です。近年の土木費は、ピーク時の4分の1程度しかありません。
次のグラフは、総社市と財政規模や産業構造が似かよった団体(=類似団体)との人口一人当たりに換算した土木費決算額の比較です。
 

 
類似団体は概ね一人当たり4万円から5万円の間を推移していますが、総社市は最高5万2千円から最低2万5千円まで、かなりアップダウンが大きい印象です。さらに、全体的に土木予算が少ない印象を持ちます。
では、類似団体並みの予算を計上するにはあとどれぐらいの予算が必要なのでしょうか。

片岡市長が市長就任後の平成20年度から令和3年度までの14年間の平均では、人口一人当たり年間約9000円少ないです。これを総社市の人口に掛け合わせると年間6億2千万円少ないことになります。この6億2千万円を土木担当員(137人)に配分すると一人当たり452万円配分されることになります。

どうでしょうか。総社市の道路整備が遅れている原因は、そもそもの予算配分の金額が少ないのではないかと思います。では、もしも道路予算の配分をもっと増やすとしたら、どうすればいいでしょうか。片岡市政は、高齢者・子ども・障碍者などの弱者支援に力を入れています。加えてさまざまな独自政策も行っています。次回は、その独自政策について考えていきます。

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