令和8年2月16日(月)総社市立昭和五つ星学園義務教育学校を視察いたしました。

総社市では,教育特区として「英語特区」「英語・体育特区」「英語・音楽特区」の取組を,児童・園児数の減少が顕著な地域で進めています。人口減少が加速し学校規模が縮小する中,豊かな自然やコニュニティが活発な地域性を強みとして通学区・通園区を取り払って,どこからでも通園・通学できる学校として学区外からの園児児童を募集してきました。今では,昭和五つ星学園では,児童生徒の半数以上が学区外からの転入者となっており,一定の効果があったと言えるかもしれません。しかし,他の地域ではどうでしょうか。以前神在幼稚園が,今年度は池田幼稚園が,園児数ゼロで休園となっています。幼稚園・小学校の統廃合を視野に,この教育特区制度の今後の在り方を検証すべきと考えます。実際に,昭和五つ星学園も,維新幼稚園・昭和幼稚園・維新小学校・昭和小学校・昭和中学校が統廃合して出来上がったものです。この成功モデルを他地域にも横展開すべき議論を開始する時期がきていると思います。

英語特区のセールスポイントの英語教育については,授業時間や指導するALT数などが,他地区と比較してかなり充実しています。その成果は,GTECの結果にも表れていますし,何より児童生徒の意識の中でも外国人に対するハードルが下がっていることは,非常に素晴らしいことだと思いました。なかなか自分の考えをはっきりと表明できなかった子どもたちが,英語に触れることによって,イエス・ノーと言えるようになったとお聞きしました。小学校でも英語は教科として教育されるようになりました。教育特区の子ども一人が受ける英語教育に対する費用と教育特区以外の子ども一人が受けるその費用には,大きな格差があります。英語特区による英語教育の効果が素晴らしいものであるので,これを総社市全体に広げるべきで,総社市全体の英語のレベルアップにつなげてほしいと思います。