【セミナー名】第1部:議会の存在感を高める広報へ 第2部:コミュニケーション力を上げる

【日時】2016年11月18日(金)

【会場】アットビジネスセンター池袋駅前別館

 

第1部 議会の存在感を高める広報へ

「議会活動の理解は広報広聴から」をテーマに、全国の特徴的な広報を例示し、市民の知りたいニーズにどう答えるか、どうすれば市民が手に取り読みたくなるかなどを解説。

 

  • 広報紙作成のポイントと解説

(1) わかりやすい、興味を引く、論点、プロセスも解説すること。 具体的には、

①議会の存在感を示す

②市民の知りたいニーズに答える

③市民が手に取り読みたくなる工夫をする

④定例会の結果報告に終始しない

⑤住民参加の協働広報を拡充する

⑥多様なメディアを駆使するという視点により作成することが肝要である。

(2) 表紙は広報紙の顔であり、手に取ってもらえる工夫が必要という視点から、10 サンプルを例示しての解説が行われた。

(3) 教科書とSNSのイメージをミックスしたような紙面、プロセスの見える紙面、過去の推移や他市町村との比較など、わかりやすさに視点 を置いた紙面づくりが必要。

(4) 見出しを拾い読みすればほぼわかる工夫も必要。

(5) 議案名はサブであり、どう変わるかがメインである。

(6) 読者が関心を持つ切り口(見出し)を作る。

(7) インターネットへの対応も必要。(スマートフォンへの対応も必要。スマートフォンアプリ「マチイロ」の活用も検討してはどうか。)

 

第2部 コミュニケーション力を上げる

表紙と写真のポイント、レイアウトのポイント、見出しや文章のヒントなどについて指導を受け、セミナーに参加した各まちの広報紙それぞれについて、講師から実践的アドバイスを受けた。

 

  • 広報紙作成のポイントと解説

(1) ポイントとしては、次のことに留意することが重要。

①アングルは正面、左右、上下を押さえる。

②記事の概要が見出しでわかるような工夫が必要。

③見出しの文字数は最大 13 文字程度が目安。

④ワンセンテンスの文字数は最長 60 文字程度が目安。

⑤行間は本文文字の大きさの 50%が理想。

⑥見出しは一列に並べない。

⑦「〜について」を見出しに使わない。

(2) 表紙用の写真はできるだけ一眼レフカメラで撮影する。

一人ひとりの表情がわかるフレーミングで撮影する。

(3) 表紙と裏表紙の関連付けを行う。

(4) 写真で読者を引きつける。(写真で記事内容がイメージできる。)

 

【所 感】

各市議会で実際に発行されている広報紙の講評を交えながらの講義であったため、市民に読んでもらうためにはどのような工夫が必要かなどのポイントについて具体的事例をもとに効率的に学ぶことができた。今後の広報紙の編集作業に役立てていきたい。