2月6日 愛知県春日井市 新型市民農園 あい農パーク春日井
- 都市化の進展に伴う農家や農地の減少
- 農業従事者の高齢化や後継者不足による担い手不足
- 農業経営規模の小規模化
- 「農」に親しむ機会を求める声の高まり
- 平成28年3月に「新型市民農園基本計画」を策定
などの背景・目的から農業公園を建設、約31,853㎡の敷地
体験型の農園の他にバーベキュースペースや遊具のある芝生広場も併設されており、気軽に農業を触れられる場としての工夫がされている。
貸し農園には20代の利用者もいるとおしゃっていたが、その利用者が実際に未来の農業の後継者になるかと言われると、疑問に感じた。尚、この事業は春日井市が3000万円の予算を献上し、トヨタエンタープライズが委託運営をしている。12人ほどのスタッフが派遣されているが、春日井市からの予算だけでは運営は難しく、大資本の支えがあるから成り立っている。
総社市の場合は、春日井市のような体験型農業の取組みを行うより、就農者の育成に予算を講じるべきと考える。現在も、県外からの移住者への助成金制度はあるが、就農者へ特化した制度を強化していくべきだ。例えば、モモ農家の場合、移住から3年間は住居を無償または格安で提供する、新規就農者へは生活のバックアップだけではなく、農業のスキル・ノウハウも提供するなど、本気で移住し就農者になろうとしている方々に、安心して総社市を選んで貰えるような制度を新たに作っていく必要があると感じた。
2月7日 三重県桑名市 斎場「おりづるの森」
桑名市 人口:142,274人 面積:136,680,000㎡
2010年10月に完成した斎場「おりづるの森」は、旧火葬場の老朽化と狭あい化に対して市民の要望に応えるべく、住宅地という周辺環境と緑化に配慮し作られた。充実した設備で、時代に合った斎場だと言える。
- 通夜・告別式・火葬まで一貫して執り行える
- コンパクトな式場を完備 ⇒ 家族葬の需要が高まる、時代ニーズに合わせて
- 最新の技術 ⇒ 冷却装置の導入で収骨までの時間を短縮、煙が出ない等
- ペット火葬への対応
総社市の斎場立て直しを考えた時に、参考にすべきと感じた点が多くあった。最も死亡者数が多くなると予測される2045年に合わせて、安定した火葬が実施できるよう備えていく必要があるかどうか検討すべきである。特に、通夜・告別式・火葬まで一貫して行うことは効率化にも繋がる。また、家族葬に合わせたコンパクトな式場を設けることは、これからの斎場を考えた時に、必須事項だと言える。しかし、多くの問題点もある。一貫して執り行える施設を作るには現行の土地では狭く、広い敷地が必要なる。別の場所にする場合、改めて周辺住民、地元葬儀業者の同意も必要になる。また、2045年を過ぎれば死亡者数は減っていくため、それも考慮した設備投資をする必要がある。これらの問題点をひとつひとつ解決し、必要とされる斎場になるよう、建て替えが必要かどうかも合わせて議論していきたい。